水ロケットは、ペットボトルという身近な材料を使って子どもたちが楽しみながら最先端の科学技術であるロケットの原理を学んだり、より良く飛ばすために多くの工夫ができ、また、地球環境についても考えるきっかけを提供することができる学習教材です。日本宇宙少年団においても、宇宙教育を実践するにあたって最も有効な教材の一つとして、水ロケットを活動に取り入れています。
日本水ロケットコンテスト2012は、科学の楽しさや不思議さに触れ、科学への関心や冒険心、探究心、モノづくりの心(匠の心)を喚起し、またチームでの活動による協調性を育み、宇宙を通して地球的課題の解決に貢献できる青少年を育成します。
今年も全国で水ロケットコンテストを開催!全国12ブロック(予定)で開催されるブロック大会で選出された代表者3名と宇宙教育リーダー1名が、全国大会に出場します!今年の全国大会では、水ロケットを60メートル先のターゲットにより近く着地させ、その距離を競います。
APRSAF-19水ロケットイベントへの参加 日本水ロケットコンテスト2012の全国大会において、 一定の基準をクリアした中学2年生〜高校1年生の選手の中から、 上位2名をAPRSAF-19(アジア太平洋地域宇宙機関会議)の 水ロケットイベントの日本代表としてJAXAへ推薦します。 APRSAF-19水ロケット大会(AWRE)派遣 一般募集要項 |
次の項目をよく読み、参加者本人が材料を準備する。
製作で使用してよい材料及び事務局が準備する品の一覧表を下記に示す。
①いつでも・だれでも・どこでも入手できる材料とする。
②再利用品などの環境を意識した材料であること。
③安全性を考慮した材料であること。
限られた材料で(同じ条件内で)各自が最大限の工夫を施す。
④図面の持ち込みはよいとする。(本人が作成した図面であること)
⑤製作のための文房具、工具類は事務局が用意するが、事務局準備品と同ものであれば持参してもよい。
(事務局が用意しない特種工具や冶具を持参することは禁止とする。)
⑥材料は、素材のまま持ち込む。もとの素材が大きい場合は、形をかえなければ大きさを変更することは可能とする。
例として、ノーズコーンを画用紙で作る場合は、ノーズコーンの形にして持ち込むことは禁止。
画用紙の形のままま持参する。ガイドパイプに使用するものが長すぎる場合、短くして持ってくることは可能。
また、型紙を使用したり、あらかじめ材料に形を記しておく(線引き)ことも禁止する。
①機体は90分間で一人1~2機製作する。2機目は同一の予備機として製作しても、
全く異なる機体として製作しても、どちらでも構わない。
②機体の製作は、参加者自身が製作する。これは大人の手を借りずに、参加者が自ら考え製作するという
コンテストの趣旨、及び公平性を重視するためである。
③機体は打上げ時のみならず、会場での移動運搬時の安全も考慮して設計・製作する。
④機体以外に、ノーズコーン等の予備部品を製作・持参しても良い。
⑤完成した機体は、事務局の機体検査を受け、安全性に問題が無いことを確認された機体のみを使用することができる。
⑥検査時、万一不合格となっても修復てできるように製作には余裕をもってのぞむ。(最低1機は合格品をつくる。)
①飛行回数は1人あたり2回とし、2回の合計を適用する。
②1つの機体で2回打上げる際は、1回目の打上げ後に事務局の機体再検査を受ける。
③水ロケット打上げの際の最大圧力、最低打上げ角度は当日の状況により事務局が決定する。
水は大会事務局が用意し、量は自由とする。
④着地時、機体が静止した状態のうち、目標に最も近い部分を計測する。
計測はメートル表示で1cm単位まで行う。
⑤成績はポイント制として、30点-距離(m)とする。(例:1.57mの場合、30-1.57=28.43点)
⑥半径30m以上(予定)の記録の計測は行わないこととする。ポイントは0点となる。5m及び30mラインを設定する。
①各地区(チーム)の成績を合わせて、総合優勝地区を決定し、1位~3位までを表彰する。
②成績優秀者(個人)の1位~3位までを表彰する。
③創意工夫したデザイン設計が認められた個人を、デザイン賞として表彰する。
④レポートを中心に審査し、アイデアにあふれた機体で参加した個人を、アイデア賞として表彰する。
質問1.ノーズコーンは、ゴム素材でできた完成品を持参してもよいか。
回答1.材料は、上記「材料一覧」に書いてあるものだけを使用してください。
そのため、ゴム素材でできたノーズコーン使用できません。
質問2.「〈工作について〉④機体以外に、ノーズコーン等の予備部品を製作・持参しても良い。」について、
予備部品は全国大会参加前に製作をして持参してもよいのか。
回答2.予備部品が必要な場合も、全国大会当日の工作時間内で製作をしてもらいます。
全国大会前に作成した部品の使用は認められません。
追記:修正
回答2について、
「④機体以外に、ノーズコーン等の予備部品を製作・持参しても良い。」について、
持参と書いているので、持参での参加を前提に考えていた。という意見がありました。
検討した結果、予備部品を持参することは認めさせていただくこととしました。
今回は、1回目に打ち上げた後のリペア(修理)時間や機体検査時間が多くとれないので、
これらに時間がかかると全体タイムスケジュールに影響しかねない状態です。
機体が破損、もしくは修復する場合に時間がかかると事務局で判断したものには、
「夢小屋」から購入したもののみ許可することとします。
ノーズコーン等と記載させていただいておりますので、お問い合わせいただいた、
夢小屋製のPPシートのフィンも予備用としてお持ちいただいてかまいません。
15日に一斉におこなう90分間の製作では、上記の参加者が機体製作で使用してよい材料一覧で、
水ロケットを作るようにお願い致します。
夢小屋製のノーズコーン、PPシートを予備品として使用可とさせていただくのは、
長らくYACとの宇宙教育としての水ロケットを連携して推進しており、
試行錯誤して製作をしてきた実績があるためです。
※また、水ロケットが1台も作れないという状況にならないよう、
予備用として参加者33名分の材料を用意するようにいたします。
質問3.粘土の重さをはかる計りは事務局で用意してもらえるか。
回答3.事務局で用意します。
質問4.材料の中にある、PPフィルムとは何か?PPシートは使用してよいのか?
回答4.PPフィルムは、下記リンクに紹介されているような、
PPシートより薄い0.2mm厚みタイプのものです。PPシートの使用は認められません。
http://www.acrysunday.co.jp/products/pla_bord/03.html
質問5.打上会場で、風向き、風速の参考になる「ふきながし」「風速計」は事務局で用意してもらえるか。
回答5.事務局で用意します。
質問6.試射はあるのか。
回答6.ありません。
質問7.500mlのペットボトルをフィン用に使用することは可能か。
回答7.使用して良い材料には掲載していませんので1.5Lのペットボトルで工夫をして下さい。
質問8.市販の下敷き(厚さ0.5mm程度を)使用することは可能か。
回答8.使用して良い材料には掲載していませんので不可です。
質問9.図面を原寸大で書いてもよいか。
回答9.よいです。
質問10.「ガイドパイプに使用するものが長すぎる場合、短くして持ってくることは可能。」とあるが、
当日使用するガイドパイプは、当日使用する長さにしてもってきてもよいか。
回答10.よいです。
ただし、「もとの素材が大きい場合は、形をかえなければ大きさを変更することは可能とする。」と
ありますので、形を加工することは不可とします。